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2016年12月 3日 (土)

嘆願書

子どものヨットのレースで、先日、レース委員会に嘆願書を出しました。

内容は、子どもが今使っている艇が、クラブ所有の古い型式のもので、現行の計測規定(車検のようなもの)を満たしていないのだけれども、この艇のままで出場させてもらえないか、というものです。

今まで出ていた初心者クラスのレースは、あまり細かい規定がないので古い艇で大丈夫だったのですが、夏に初心者クラスで優勝したので、今回から中上級クラスにランクアップする予定でした。

ところが、このクラスは、優勝、準優勝者には来年の全日本選手権に出場を認めるという、いわば公式なレース。

うちの子だけ、計測証明のない艇での出場を認めるというのは、当初難しいと言われていました。

計測規定を満たす新艇はすでに注文してあるけれど、1~2週間の違いで間に合いません。

この1レースのためだけに別の艇を借りるのは、勝手が違って走りにくいでしょうし、どうしたものだろうと思っていたら、レース委員会の方から、事情を明記した嘆願書を出すようにと指示が来たのです。

そして、嘆願書を受理した上でエントリーすれば、公式に出場を認めた艇となるので他の艇と同様に上位に入れば全日本にも行ける権利を与えます、と。

私、この計らいに感動しましてね。

叩けよ、さらば開かれん、です。

私、子どもにヨットを習わせようと思ったときには、本人の努力だけではどうにもならない風や波、天候といった大きなもの相手の世界があることを知ってもらいたいとは考えましたが、自然以上に運営やサポートする人なしでは成り立たないスポーツであることまでは考えが及んでいませんでした。

例えば、剣道ならば、審判が絶対で、明らかな誤審でも、審判が勢い余って旗を上げてしまえば、上がった方の勝ちです。

でも、ヨットには、嘆願もあれば、プロテストという抗議の権利もある。

大切なのは、こういう別の世界が、物事のあちこちにあることを知ることなのでしょう。

うちの子どもは、何かにつけて恵まれていると言われます。

本当に恵まれているとするならば、こうした様々な世界に小さいときから身を置き、知っていることでしょうか。


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