家庭養護促進協会から出ている、真実告知事例集「うちあける」(改訂版)を読みました。
血縁のない子どもに、親子で血縁のないことを伝えることを「真実告知」と言いますが、この冊子には、どんな親子が、どんな風に告知をしてきたか、といったエピソードのほか、告知に必要な事柄や留意点などが実にわかりやすく、納得できる言葉で書かれています。
以下、引用
P.10『養子を育てるということ』
親子という関係は、血がつながっているだけで成立するものではありません。その相手と関わり、絡み合って、築き上げていくものです。だから私達に必要なことは、「親子」という「関係」をしっかり築きあげることです。私達には、血のつながりというわかりやすさがないのですから、その分強く深い関係を築かなければなりません。その関係さえできていれば「真実告知」は、そう難しいことではありませんし、世間に対しても、もっと正々堂々としていても良いのではありませんか。私達にとって一番恐ろしいことは、私達が育てた子ども達が、真実を知る前に「血がつながっていなければ親子ではない」と思い込んでしまうことです。
P.12~『何を伝えるか』
まず第一に伝えることは、「私達は、血のつながりはないけれど、ほんとうの親子なのだ」ということ (中略)
次に、「私達は、あなたを選んだのだ」ということを伝えます。 (中略)
最後に、「私達は、あなたに出会えてうれしかったし、あなたを迎えて満足している」ということを伝えます。
P.20『小さい時にうちあける』(よその子に「もらいっ子」とはやされ泣いて帰った子に)
「もらいっ子がもらいっ子と言われて何が悲しい。お父さんとお母さんの大事なもらいっ子なんだから胸はって『もらいっ子のどこが悪い!』と言い返していらっしゃい」
P.29『意図的に伝える時』
①親子関係が良い時に話すこと。
②楽しい雰囲気の時に話すこと。
③先にも述べたように「親子なのだ」ということを話すこと。
④実親のことは決して悪く言わないこと。
引用終了
家庭養護促進協会は養親を探す団体なので、「養子」という表現になっているますが、そのまま「里子」に置き換えていただいても、構わないと思います。
血縁のない子を迎えることの本質が、とてもていねいに書かれていますので、これから養親や里親をお考えの方に是非お読みいただきたいと思いました。
真実告知事例集「うちあける」(改訂版)/社団法人 家庭養護促進協会
協会HPにて、700円+送料で入手が可能です。
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