相変わらず川の字で寝ている私たち。
子どもが我が家に来た当初は、パンチ、キックの嵐に加え、子どもが
「おかあさ~ん!」
と甘えてくるつもりの手足頭が私にゴンゴン当たって、それはそれは痛かった。
まともに眠れず、静かに寝かせてくれ、、、と、どれだけ思ったことかしら。
それが。
気がつくと、パンチ、キックの嵐がないのです。
私たちが、子どもの寝相が悪くて手足が当たっても、平気でやり返すようになったのかもしれませんが、思い当たるのは、、、
子ども、人と寝るようになったのですよね。
施設の生活では、自分ひとりのベッドですから、ぶつかるのはベッドの柵か置いてあるおもちゃぐらいでした。
それが、我が家で暮らすようになって、ぶつかるのは「おかあさん」や「おとうさん」。
寝返り打って私たちにぶつかると、
「あ、おかあさんだ、、、」
と、そこでくっついて止まるのです。
3人で寝て、あんなに狭かった布団が、あれ???
「これじゃダメだ。もう1枚、子ども用の布団を買おう!」
と言っていたはずなのに、そんな話もどこへやら。
不思議なものです。
日々変化していく子どもの様子を、いったいどう表現するのが良いのだろう???と思っていました。
施設で、大事に守られつつも制約のある中で育った子どもが、普通の家庭で過ごすようになって、新しいものに出会い、どんどん吸収していくさまを。
スポンジが水を、ではないし。砂が水を、でもないし。
でも、やっぱり思うのです。これは、乾いた砂が水を吸うように、だと。
いくらでもちょうだいといわんばかり。
子どもから
「へぇ。そうなんだ。知らなかった、、、」
という台詞を、どれだけ聞いたことでしょう。
常識だろう!と叱りながら。理由も何もないのです!と説明しながら。子どもは、
「へぇ。そうなんだ。知らなかった、、、」
とつぶやきながら、いっしょうけんめい家庭の常識を覚えていきます。
私など、
「よくメモも取らずに、何から何まで覚えてるものだワ、、、」
と感心してしまいます。
そうそう。この頃の子どもは、「かめさん」といって、うつ伏せになっている私の上に乗って寝るようになりました。
おかあさんかめの背中に乗る、子どものかめさん。
絵本の後、しばらく「かめさん」になって私の背中につかまった後、ゴロンと布団に転がって寝入ります。
先日は、嬉しそうに背中につかまりながら、ふと
「動物園のかめさんは、こうやって乗らないねぇ~」
と言うので、笑ってしまいました。
「あなた、ホントよく見てるねぇ
」
心の底から、おうちが、おとうさんおかあさんが欲しかったみたい。
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